淡嶋神社は和歌山市加太に位置する神社で、特に女性の神様を祀っていることで知られています。この神社は、毎年3月3日に行われる雛流し(ひなながし)という神事で有名です。この神事では、女の子の節句の人形を海に流して、女の子の健やかな成長を祈ります。
神社の祭壇には、多くの人形が飾られており、訪れる人々に神秘的な雰囲気を提供しています。淡嶋神社は、少彦名命(医薬の神)、大己貴命(結婚の神)、息長足姫命(女性の神)を祀っており、特に女性の病気や健康、安産、結婚などに関する願い事で参拝者が訪れます。
また、淡嶋神社には20,000体以上の人形が奉納されており、これらの人形は神社の敷地内に散らばっています。日本では、人形には魂が宿ると信じられており、使わなくなった人形を直接捨てるのではなく、神社で供養する習慣があります。淡嶋神社は、そのユニークな伝統と美しい景観で知られ、和歌山市を訪れる際には見逃せないスポットの一つです。神社は南海加太線の加太駅から徒歩15分の場所にあり、アクセスも容易です。
南海電鉄 加太線「加太駅」下車徒歩20分