鴻ノ巣山の麓に位置するこの神社は、松の古木が茂る美しい参道を抜けると、本殿、拝殿、社務所が見えてきます。南向きの本殿は、文安5年(1448年)に建てられたもので、檜皮葺きの屋根と正面の千鳥破風が特徴的な、変わり種の建築で、重要文化財にも指定されています。文政13年(1830年)11月に奉納された絵馬には、「おかげ踊り」の様子が描かれ、踊る村人たちの生き生きとした姿が表現されています。『三代実録』(859年)には、この神社が従五位下の神階を授かっていることが記されています。
京都府城陽市寺田水度坂89
JR奈良線「城陽」駅下車、徒歩15分
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