東洋一の立坑と呼ばれた旧住友奔別炭鉱
住友奔別炭鉱は、北海道三笠市にかつてあった炭坑です。
住友炭鉱立坑櫓は、深部採炭の開発、奔別鉱と隣接した弥生鉱との統合及び集約、運搬・採炭等の集約など合理化を目指し、1959年に完成、翌1960年に操業しました。
櫓の高さは約51m、深さは約735m、内径は約6mで、当時は東洋一の立坑と呼ばれました。
スキップ・ケージ巻揚げ方式で、鉱員、石炭、ズリ、機械などを同時に運搬できる国内初の最新システムが採用されました。
「100年採炭できる」と謳われたが、立坑密閉作業中に死傷者を出す爆発事故が発生、1971年10月25日閉山に・・・。
現存する国内最大の立坑で採炭最深部は約1,100m。周辺には選炭工場など関連施設が残っており、石炭システム全体が理解できる貴重な施設群。
※敷地外から外観のみ見学可能。敷地内の見学は所有者等の許可が必要です。
北海道三笠市奔別町260
岩見沢駅からバスで50分
道央自動車道三笠ICから車で15分
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