立石寺は、山形県山形市にある天台宗の仏教寺院です。
山寺の通称で知られ、古くは「りゅうしゃくじ」と称しました。
本尊は薬師如来で古来より悪縁切り寺として信仰を集めています。
本堂にあたる根本中堂には、伝教大使、最澄が中国から比叡山に持ち帰ったとされる灯が、開山時に分けられた後、一度も絶えることなく千年以上の時を超え、今なお灯り続けている「不滅の法灯」があります。
山寺の巨大滑り台!?
昭和25年に立石寺が県立公園に登録されると観光ブームの煽りを受け、参拝客が大増加しました。
そんな大勢の観光客に対応する「交通機関」として寺は全長約300m、高低差約150mの滑り台を建設。
この滑り台で参拝客に楽しく麓まで下ってもらおう!とのお寺側の意図があったようです。
しかし、この滑り台、斜面の角度が約30度ほどで加速がすごいことに・・・・
参拝客が尻に火傷したり転落して負傷したりする事態が頻発したそうです。
結局、安全上の問題もあり、1970年代の初めに廃止されたといわれていますが、その遺構が現在でも残っていますので立石寺参拝の折にぜひ探してみては!?
実写映画『3月のライオン 後編』のロケ地になった
実写映画『3月のライオン 後編』で、映画のラストに立石寺がロケ地として登場します。
将棋の獅子王戦の対局が高台の「五大堂」で行われた設定で、挑戦者が石段を昇っていくシーンと共に使用されました。
山形県山形市山寺4456-1
JR山寺駅より登山口まで徒歩5分