子安地蔵寺は和歌山県橋本市にあり、天平9年(約1300年前)に行基によって創建されました。
この寺は「高野山真言宗」に属し、日本で最も古いとされる地蔵菩薩を本尊としており、特に「安産祈願の寺」として知られています。
安産や子授け、子育てなどのお守りやご祈祷を提供しており、七五三や宮参りなどの儀式も行われています。
また、歴史的には天正九年(1581年)に起きた戦火で地蔵堂が焼失しましたが、その後、紀州藩の初代藩主である徳川頼宣によって再建されました。
以来、紀州徳川家によって安産祈願の寺として信仰されてきました。
子安地蔵寺は「藤の寺」とも呼ばれ、境内には見事な藤の花が咲き誇っており、訪れる人々を出迎えます。
特に春には藤の花が満開になり、その香りで境内が満たされるため、花を愛でながら心安らぐ時間を過ごすことができるでしょう。
寺の周囲は一年中花が咲いているように心がけられており、訪れる人々に四季折々の美しさを提供しています。
和歌山県橋本市菖蒲谷94