北アルプスの立山連峰と後立山連峰の間に深く刻まれた谷が黒部峡谷。
黒部峡谷鉄道宇奈月駅から終点欅平駅までの約1時間半、トロッコ電車で、大自然の美しさをたっぷりと楽しむことができる。
日本一の深さを誇るV字形の谷「黒部峡谷」です。
北アルプス中央部の鷲羽岳(2,924m)に源を発した黒部川は、立山連峰と後立山連峰の間を流れ、その浸食作用によってこの深いV字型を形成しました。
そのほとんどが中部山岳国立公園に含まれる急峻な峡谷は、昭和に入るまで人を寄せつけない秘境でしたが、電源開発によって敷設された黒部峡谷鉄道によって奥地まで入れるようになり観光スポットとして常に賑わっています。
峡谷をかけぬけるトロッコ電車の車中から眺める四季折々の峡谷は、まさに絶景。
富山に来たら必ず訪れてほしいスポットです。
黒部峡谷トロッコ電車
「トロッコ電車」は、黒部峡谷の宇奈月から欅平まで約20kmを平均時速16キロ、片道約80分で運行しています。車両の線路幅は762mmと新幹線の約半分でナローゲージと呼ばれ日本の鉄道では3社しかありません。もっとも古い車両は大正12年製で、民営の旅客鉄道の中では、現役長寿、全長最少、最軽量、最小定員の4つが日本一の鉄道です。
窓のない開放感たっぷりのトロッコやゆったりできる窓付き車両で、心地よい揺れを楽しみながら黒部峡谷を巡ります。
※宇奈月始発8:17~終発14:56(時期により運行区間、運行時間が変更になることがあります)
富山県黒部市黒部峡谷口11
■富山地方鉄道宇奈月温泉駅から徒歩約5分
■北陸自動車道黒部ICから車で約20分