国立公園・十和田湖の湖畔に佇む小さなお宿とわだこ 賑山亭。

賑山亭では炭火ろばた焼き料理が楽しめます。北三陸・日本海・陸奥湾の新鮮な魚介類と秋田の山の幸を、炭火ろばた焼きと本格会席膳でどうぞご堪能ください。ご家族、お友達などさまざまなお客様にあった料金・プランと自慢の料理で、お客様の落ち着けるくつろげる旅館として日々精進しております。

秋田県鹿角郡小坂町十和田湖休平３５

とわだこ賑山亭 宿泊記口コミブログ

2022年8月。実に10～15年ぶりに十和田湖を訪れた。
8月上旬頃の大雨で、十和田湖近辺の道路が土砂崩れで通行止めになってしまっていたので今回の旅行も行けるかどうか危ぶまれたが、幸い旅行直前に通行止めが解除されたので予定通り宿泊することができた。

今回のお宿は、「とわだこ賑山亭」。十和田湖畔には何件かホテルや旅館があるが、夕食が炉端焼きっていうのは斬新で良いかもしれないと思い、選択。
8月下旬とはいえ、夏休み中の土曜日泊だったにもかかわらず、それなりにリーズナブルな価格設定だった。

いざ夕食。食事処。炉端焼き。
各テーブルで炭火を焚いているので、当然ながら熱い。というか灼熱。
夏の時期にこの灼熱は厳しいかも、と最初は思った。
一応、扇風機はまわっているけども（かなり昭和レトロな感じの扇風機）、客席側に向けてしまうと炭の灰が飛んでしまうために外側を向いている。風を直に浴びることができない。地獄。
・・・・・と最初は思っていたが、食事が進むうちにそこまで気にならなくなった。逆にビールが進むとも。
炉端焼きは、肉、野菜、魚介(この日はホタテ。時期によってはヒメマスだったりすることもあるらしい）そしてきりたんぽ。
ホタテ焼くのだけは旅館のスタッフさんが焼いてくれて、後のお肉などは自分のペースでご自由に、というスタイル。
火ばさみ？トング？を上手に使って、実に手際よくホタテを焼いてくれた。
焼きあがって、上の貝1枚を取り除いて、下の貝から身をはがして食べやすいようにしてから、下の貝ごと各自の取り皿へ。
ここまでがスタッフさんの仕事。手際の良さに感心した。
焼き肉などもそうだが、目の前の網で自分で焼く、というのが非日常的で大人でもわくわくする。
きりたんぽはひとり1本だったが「これ、白ご飯2～3膳分をつぶして作ってるので」とのこと。
調子に乗って別注文で白ご飯とか頼まない方がいいよ、という忠告らしい。仰せの通り、別注文しなくても満腹。

宿泊した部屋は、普通の和室。炉端焼きの食事処で汗だくで格闘している間に布団を敷きに来てくれていた。テレビが20インチくらいだったのが部屋の広さの割には小さいかも、と思った程度。
あと、完全禁煙の部屋はなく、「客室は禁煙にはしていません」という表示。
部屋に灰皿はなく、ご希望の方は廊下に置いてある灰皿をご利用ください、との記載。
今回の同行者に喫煙者が一人いたので、今のご時世これはありがたい、と言っていた。
節度とマナーを守って喫煙する分には悪くはないと思う。ごくわずかの残り香も気になる方は要注意。

お風呂。大浴場は決してとても広いとは言えず、露天風呂もサウナもない。
ただ、一応温泉だし、普通に入浴できればそれでOK 、ということであれば問題ないレベルだと思う。

早朝、旅館近辺を散策。
今回宿泊した部屋からは見えなかったが、目の前が十和田湖。
夏とはいえ朝晩は涼しいので、湖畔をちょっと散策するには気持ちいい気候だった。
「乙女の像」「十和田神社」からは少し離れているので歩くのはちょっと大変だと思う。
チェックアウト後に車で休屋の駐車場まで移動してから見に行ってきた。

炉端焼きの食事、ほんとによかったと思う。
これで4名1室で一人あたり8,000円ちょっとは、お値段以上だったと思う。また泊まりたい。